厚木の無料学習塾 無料家庭教師「ねこの手」

●「ねこの手」塾長の思い
私は塾の先生です。
もちろん無料塾「ねこの手」の先生ですが、これとは別に「有料塾」もやっています。

私はもともと塾の先生ではなく、会社のエンジニア(技術者)でゲーム機の開発などをしていました。
大学生の頃は全く教師になるつもりはなく「バリバリのエンジニア」。
でも、子供が好きで、近所や親せきの子供とはよく遊んでいました。
自分の子供が地元の少年サッカーチームに入り、そのチームでサッカーを教えることになってから、子供が成長する姿を間近で見ることにはまってしまいました。

そのうち
「子供たちと接する仕事をしたい!」
と思うようになったのですが、そんな中、会社の一部が九州に移転することになり、私もその中の一人になることになりました。

「子供たちの成長を楽しみにするチャンスが無くなる人生はありえない!」
とあっさり会社を退職。
塾をすることを決心しました。

塾をやるようになった理由はほかにもあります。
私は自分の子供を育てるのに非常に苦労しました。
なかなか子供は親の言うことを聞かない。親もついつい感情的になってしまう。そんな経験した結果、
「子どもを育てるためには親以外の大人が真剣に向き合うことが必要!」
と思うようになったことも塾を始めた一つの理由です。

塾を始めるにあたって決めたことがいくつかありました。
その中の1つが
「親の収入による教育の格差をなくす」
ということでした。
大手塾の中には
「親の不安をあおり、いっぱい月謝を支払わせる」
ということに力を入れている塾も決して少なくありません。
私の塾では母子家庭割引などをやったりしてきましたが、これが助けになっていない場合もあり、金銭的な支援中心ではなく状況に応じて様々な支援をすることにしました。

しかし、本当に経済的に厳しい理由で十分な教育が受けられない子供がいて、
「本当に困っている親、子供は塾の門をたたくとこすらしない」
のも事実です。
そのような人をどうやって助けたらいいのだろうかという思いの中、悶々とした中で塾をやっていました。

「子供の貧困」のニュースが頻繁に聞かれるようになり、
何か自分にできることをやりたいと思い、市役所に
「貧困が理由で教育が十分に受けられない子供がいるのであれば、
空いてる時間でボランティアで勉強を教えたいのですが・・」
と話をしに行ったのですが、
「そのような活動はやっていません」
と言われ、しばらくはそのままになっていました。

その後、他の県や市で無料塾をやっている人がいる話を聞いたことをきっかけに
「厚木にそういうものがないのであれば自分で作ろう!」
と、無料塾を立ち上げることにしました。

その無料塾の先輩からは
「国や市などからの補助なんてほとんどないし、
有料塾の人がやるのは大変だよ!」
と言われました。

たしかにこの活動をやると自分の収入は減る方向になるし、有料、無料の線引きが非常に難しく、今まで以上に塾運営が困難になることは間違いありません。
かなり悩みもしましたが、
「夢や希望が無くなっている子供や親の助けに少しだけでも助けになりたい」
と思い、有料塾とは別に、無料塾「ねこの手」を立ち上げることにより、何とかやっていくことにしました。

また、無料塾を始めてから3年がたった時に「苦しんでいる不登校のこどもや親のためにもできることがあれば・・・」と思い、無料家庭教師を始めることにしました。
実はうちの子も不登校でした。
小学校の高学年から少しずつ休むようになり、中学校、高校と学校に行ったり行かなかったりの生活で、昼夜逆転の生活になっていました。

不登校の原因はいろいろ考えても結局わかりませんでした。
原因がわかれば対策も考えられるのですが、原因がわからず、夫婦で悩む毎日でした。
苦しかったです。でもそれ以上に子供は苦しんでいたと思います。
そんな気持ちがわかるからこそ、不登校の子どもや親のためには何か手助けになることをしたいと思い無料家庭教師を始めました。

でも、家庭教師はかなりの負担で、地域も限定されます。
そんな時に新型コロナがはやり、塾でも「Zoom」を使った授業を行い「これは使える!」という感触を得ました。
これなら全国に居る不登校の子どものために授業をやれるということで「無料オンライン授業」として始めることとしました。

でも、実際はスマホやパソコンの画面を通しての授業は先生にとっては負担が大きく、1日授業を行えば疲れてぐったりします。
でも、生徒にとっては周りの人の目を気にせずに授業を受けられるメリットは大きく、やれるところまではやってみようと思っています。

「ねこの手」の無料塾では厚木市近隣のかたのボランティアのサポートが必要です。
また、「ねこの手」の無料オンライン授業は不登校への認識、学校の勉強・授業の知識、集中力が必要で無償ボランティアだけの力ではできない活動ですが、それでも不登校の子の助けになりたいという気持ちがある方のサポートが必要です。

皆さんのご支援、ご協力があって初めて運営ができる塾、オンライン授業です。
ご支援、ご協力を頂ければ助かります。
よろしくお願いします。

2020年9月
「ねこの手」代表 小室 善昭

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